審査用紙です。0〜100点満点でお願いします
エントリーNO.001 ブルースイカ
トントン)

孝志:おばあちゃん、入るよー。

ヨネ:ふぁ〜い。

(ガチャ)
孝志:用事ってなに? うわっ!! 何シルクハットを被れるだけ被っているのっ!?
   なに? なに? 首を鍛える姿を応援して欲しいの?

ヨネ:違うよ〜、わたしゃマジックというものを覚えたんじゃ。
   この姿もモチロン覚えたんじゃよ。

孝志:記憶違いというよりアレンジだ! 妙なアレンジだ!
   マジシャンはそんな、えっと、12個もシルクハット被っていないよ!

ヨネ:おっと、これは段位が上なほど、たくさん被るんじゃないのかねぇ。

孝志:そんなルールは存在しないよ! というか、どんだけ自分を過大評価!!
   少なくても僕が見たことあるマジシャンはシルクハット1つか被っていないかだよ!!

ヨネ:正直そんなもんだと思うのじゃ。

孝志:挑戦的!! 老いてもなおの挑戦的! 感服しちゃう部分もあるよ、こりゃ。

ヨネ:早速見てくれるかねぇ?

孝志:見るけど、見るけど、その首のぷるぷる具合は見てられないよ!!
   早くシルクハットをとって! とって!

ヨネ:仕方ない、孝志の言うとおりとるが、9個までじゃ! 最後の尊厳じゃ!!

孝志:えっ……まぁ、3個くらいならいいか、うん、そうしてよ、おばあちゃん。

ヨネ:よいしょっと。

(ズドドドドドドドドドーン)

孝志:何この音! 鉛入り!?

ヨネ:その通りじゃ。

孝志:全体的に挑戦的だよ、そんな挑戦しなくてもいいよ、無理しないで!
   というかやっぱり鉛入っているから、3個でも首がぷるぷる言ってる!! おばあちゃん!!

ヨネ:「強がりはやめろよ」と言って欲しいのかもしれないぞぃ。

孝志:何そのドラマ風な台詞……明らかにタメ口だけどいいのかな……。
   えっと、強がりはやめろよ!

ヨネ:ズキューンじゃ……こうやってわたしゃ、
   孝志から見ておじいちゃんに抱きつき結婚したのじゃ、うふふっ。

孝志:マジック関係ない!! 何か関係があるのかなと思ったら全く関係ない!!
   いいよ、そんなノロケ話! というより、早くシルクハットをとって!

ヨネ:とる、とる、焦らないで欲しいわ……。

孝志:いいよ、何かこうそれっぽい感じ! それっぽい感じを孫に見せないでよ!

(ズドドドーン)

ヨネ:じゃーん、おばあちゃんの登場じゃ!

孝志:登場はしていたよ!! 大分会話をしているよ!

ヨネ:早速、カードマジックをやるよぉい。

孝志:……おばあちゃん、首は収まったけど、手がずっとぷるぷるしてるよ。
   マジックの肝は手だよ、大丈夫なの。

ヨネ:だいじょ〜〜ヴゥィ!!

孝志:大丈Vって古いよ! Vの発音が無駄に良いけど、古さはぬぐえないよ!
   そのVサインも震えてるけど大丈夫なのかなぁ。

ヨネ:大丈夫じゃ、実際、いやマジで。

孝志:ちょっと新しくなった! すごく短いスパンで新しくなった!
   でも手の震えは止まらないよ、むしろリズミカルになってきたぐらいだよ。

ヨネ:では早速。孝志よ、このカードを切るのじゃ。

孝志:うん、サッサッサッと。

ヨネ:何をしてるのじゃ……。

孝志:えっ、カードを混ぜたよ。

ヨネ:破るほうの切るじゃ!!

孝志:えぇっ!? そっちの切るなの?
   というか破るという単語が出てくるなら、破るって言ってよ!!

ヨネ:テストじゃ。

孝志:何のっ!!

ヨネ:……合格じゃ。

孝志:優しい!! あんなに反抗したのにっ! おばあちゃん特有の優しさが出た!!
   でも何のかどうか、さっぱりだ!

ヨネ:以心伝心テストじゃ、「強がりはやめろよ」でたくさん稼いだからねぇ。

孝志:それはおじいちゃんとの以心伝心だよ! 僕が稼いだアレじゃないよ!

ヨネ:さてこのテストに合格したんじゃ、次何すればいいのか、わかるはずじゃ!

孝志:……カードを破るんだね、もう真っ二つって感じでいいの?

ヨネ:好きなやりかたでいいのじゃ。

孝志:……52枚全部?

ヨネ:ジョーカー2枚もじゃ。

孝志:ハサミじゃダメかな?
   意外と重労働なんだ。

ヨネ:ダメじゃ! 最後の尊厳じゃ!!

孝志:こわいよ、「最後の尊厳じゃ」の時の勢いがすごくこわいよ。

ヨネ:早くするんじゃ、こういうのはお客さんにやってもらうのがいいって、書いてあったのじゃ。

孝志:う〜ん、確かにそうだけど。

(ビリッ ビリッ ビリッ ・・・ ・・・ ・・・・・・)

ヨネ:終わった……全て終わった……やった……。

孝志:台詞泥棒!! 頑張った感を先に出された!

ヨネ:終わったら、それを裏返して、めちゃくちゃに混ぜるのじゃ。
   めちゃくちゃに、めちゃくちゃに、あぁ、アメリカ軍のせいで終わったんじゃ……。

孝志:やめて!! 普通に混ぜるよ、普通に混ぜるから!!

(まぜまぜ) (まぜまぜ) (まぜまぜ)

ヨネ:終わった……全て終わった……。

孝志:「やった」を言ってよ! 流れ上、悪いほうを想像しちゃうよ!

ヨネ:この裏返しのカードを、裏返しのまま、どれとどれが正しいペアか当てるマジックじゃ。

孝志:種があっても重労働だよ!! 必ず54枚分手を動かさないといけない!
   あっ、もう手が動いている!……と言っても、ぷるぷるだけどもねっ!

ヨネ:う〜むむむっ、手が震えてなかなか確かめられないぞぃ。

孝志:……種がない!! 一枚一枚照らし合わせていく気だ!!おばあちゃん!!

ヨネ:10分あればいける気がするんじゃ。

孝志:自分を過大評価しすぎだって!! これ時間単位の作業だよ!!

ヨネ:いける! 絶対いけるんじゃ!!

孝志:…………強がりはやめろよ!

ヨネ:うっ、うわぁ〜〜んっ。

(ギュッ)

孝志:抱きつく力が強い! 妙に強いよ! おばあちゃん、痛いよ!

ヨネ:……意外と痛いというマジックじゃ。

孝志:マジックじゃない!! その筋力は評価するけど、マジックじゃない!!

ヨネ:さてと、また鍛えにくいと言われている首を鍛えるか。

孝志:もう終わってみれば、ただの筋肉マニアだった!!

ヨネ:孝志にも腕の力を鍛えて欲しい一心だったのじゃ。

孝志:破るにそんな意味がっ!! もう本当にただの筋肉の人だよ!!

エントリーNO.002 安物鬼
鬼:ちょっとそこのあなた!
  この育毛剤どうです?

禿:いきなり失礼でしょうよ!
  そんな呼び止め方ないでしょう。

鬼:私は大手育毛剤メーカー「草原」の者でして・・・

禿:聞いたことも無い会社を自分で大手って言うな。
  あとその会社名が気に障る。

鬼:草原を走る馬のたてがみのようにフサフサになれる、と。

禿:何その説明無しでは伝わらないネーミング真の意味!
  てっきりさらさらの草々が髪をイメージしているのかと思いましたよ。

鬼:ですよね。やぱり憧れますよね。
  で、ちょっと気になりましたのでお声をかけた次第です。

禿:うるせーよ!風の日は弱いんだバカ!

鬼:失礼ですが年齢はいくつでしょうか?

禿:25だよ!若ハゲだよ!

鬼:いえ、そうではなく頭皮年齢のことでして・・・

禿:知らねーよ!知っていても言えねーよ!

鬼:只今、無料で頭皮年齢の測定を実施しているのですがいかがでしょう?

禿:・・・じゃあお願いします。

鬼:では事務所のほうへ場所を変えましょう。

禿:え、事務所に移動するんですか?
  それってここから遠いですかね?

鬼:目の前です。

禿:目の前って・・・ただの雑居ビルですけど。

鬼:最上階をご覧ください。

禿:えーと、「雀荘 草原」
  あなたの会社マージャン系の臭いプンプンなんですけど。

鬼:まあ副業的なものですね。
  おもてなしのついでにハゲ探しもできますし。

禿:コラ本音!そんなあら探しするんじゃない!

鬼:あら探しじゃなくてハゲ探しですよ。

禿:だからハゲ探しがあら探しなの!

鬼:えーとハゲ探しがあら探しということは・・・うーん。
  よし、ハゲは悪い!

禿:なんだよその結論!育毛剤メーカーの社員が言う言葉じゃねーよ!
  もういいから事務所に連れて行け。

鬼:こちら階段が狭くなっておりますので火災にはご注意くださいね。

禿:どうにもできねーよ!平たく言えば逃げられませんじゃないか!

鬼:さあ、ここです。右手の椅子にお掛けください。

禿:別にいいけどもなんでお客の俺がパイプ椅子でお前がふかふかクッション付きの椅子なんだよ!

鬼:じゃあこっちに座ります?

禿:ああ、そうさせてもらうよ!

(座る)ブビビビビ!ハゲ!

禿:なんでブーブークッション敷いてるんだ!
  微妙に最後音が悪口に聞こえたし!

鬼:いや、それはハゲかけの方がお座りになると反応するクッションでして・・・

禿:ああもう大変失礼!
  だからさっさと頭皮年齢を測ってくれ。

鬼:では測定します。
  ピピッ。えーとお客様の頭皮年齢は28歳ですね。

禿:なぜ!?だってこんなにもハゲているのに。
  あ、自分でハゲって言っちゃった。無念。

鬼:原因は他にあるようです。
  人口密度的には中国西側なんですけどねえ。

禿:過疎地ってか!もう少し快い表現は無かったのかよ!

鬼:では毛根のほうを調べさせていただきますね。

禿:あまり抜かないでくださいね。

鬼:プチッ あ、途中で切れちゃった
  プチッ あ、また。
  プチッ こんにゃろう。

禿:もう少しうまくやれバカヤロー!
  さっきから痛いよ!

鬼:わかります。そんな頭で街を出歩いたら誰だって痛いです。
  見てるほうも痛いです。

禿:意味が違うよ!肉体的痛さだよ!
  精神的な痛さにはもう慣れてしまったよ!文句あるか!?

鬼:プチッ。

禿:あ、もう少し聞く耳持ってよ。
  一人で熱弁恥ずかしくなってきた。

鬼:すみません毛根が無いんですけど。

禿:衝撃的な一言!本当ですか!?

鬼:さっきからかれこれ50本ほど抜いていますが毛根の成分が付着した髪の毛が全く無いんです。

禿:これも衝撃!
  でも今の俺には50本も抜かれたことがなによりもショック!

鬼:いかがなさいます?育毛剤買われたほうがよろしいかと・・・

禿:なんで急に声調落とすの!すごい不安じゃん!

鬼:・・・・・・

禿:なんで黙っているんだよ!もう!
  買うよ!その育毛剤買う!

鬼:えーとではこちらの中からお選びください。

禿:切り替え早いな!
  で、どんな種類があるんですか?

鬼:中濃、ウースター、タルタルとなっております。

禿:ソースかよ!最後のタルタルなんてソースの中でも系統違うぞ!

鬼:違いは「とろみ」ですのでお好みに合わせていただいて。

禿:違いそれだけかよ!
  じゃあ中濃でいいですよ!お値段は?

鬼:こちらのほう変動価格となっております。
  お客様に合わせて高くなったりハゲやすくなったりします。

禿:安くなったりな!そこハゲいらない!
  その値段はどうやって決めるんだ?

鬼:お客様の髪の面積を頭皮面積で割った値に×20000します。

禿:つまりハゲてるほうが安いわけですね。安くなっても素直に喜べないシステムだ。
  ではいくらでしょう?

鬼:5000円になります!

禿:まさかの4分の3ハゲ侵攻!!
  そんなにハゲが進んでいたとは・・・

鬼:お気を落とさずに。
  世の中にはたくさんお坊さんがいます。

禿:励ましになっていますかね?

鬼:エッ?ハゲ増し?

禿:うおおおお!このあげあし取りめ!
  こんな店2度と来ねーよ!
  帰る!!

鬼:お客様、階段のほうは既に火の手が回っていますが・・・

禿:早く言えバカヤロー!消火器みたいなものはないのか!?

鬼:消火器兼用脱毛剤ならありますが・・・

禿:このマイナス成分!使うのためらっちゃうだろ!
  いや実際使うけれども。

鬼:今使われますとさらに安価で育毛剤を購入できるかもしれませんね。

禿:メリットみたいに言うんじゃねえ!クソ!

シューーー

禿:ふう、なんとか消すことができたな。

鬼:お客様、大変御迷惑をおかけしてすみませんでした。

禿:まったくだよ。で、そろそろ育毛剤を買いたいのだが。

鬼:その件ですが今回はプレゼントさせていただきます。

禿:いいよ。金払うから。5000円だっけ?

鬼:只今の消火活動でその・・・何と言いますか・・・ツルなんですよ。
  ツルの恩返しなんですよ。ありがとうございました。

禿:俺、お坊さんになるわ。

エントリーNO.003 ペーパードルフィン
涼輔:この番組ではいろいろな職業を紹介しています。
   本日紹介する職業は「読書家」です。
   今回は読書家の神田春美さんにインタビューしてきました。
   こちらがそのVTRです。


涼輔:こちらにいらっしゃるのが読書家の神田春美さんです。

春美:よろしくお願いします。

涼輔:本日は読書家というお仕事のことをお話していただきます。
   まず、読書家とはどんな職業なんですか?

春美:読んで字のごとくですよ。小説家は小説を書く人、漫画家は漫画を書く人。読書家も同じです。

涼輔:なるほど、読書を書く人ですね。

春美:あ、違います。読書をする人のことです。読書を書くって何ですか。

涼輔:読書をするのがお仕事になるんですか?

春美:なりますよ。ジャンルを問わずいろんな本を読むんです。

涼輔:あ、わかりました。本を読んで感想やPRを書くんですね?

春美:いえ、違いますよ。それは感想家、PR家の仕事です。

涼輔:そんな仕事もあるんですね。

春美:読書家はたくさんの本を読むのが仕事なんです。

涼輔:あ、わかりました。いろんな本を読んでその知識を生かして色々な人に助言したりするんですね?

春美:いえ、それは助言家の仕事です。

涼輔:じゃあ読書家は本を読んでどうするんです?

春美:いえ、別にどうもしませんよ。「面白かった〜」っていうくらいです。

涼輔:それが仕事になるんですか?お給料とかは?

春美:もちろん会社のほうからもらいますよ。

涼輔:本で得た知識を会社に生かしたりしてるんですか?

春美:いや、全然。ボクは会社に行かないで家で本読んでるだけですから。

涼輔:それで給料もらえるんですか?

春美:そりゃちゃんと自分の仕事をしてるんですからもらえますよ。

涼輔:え〜・・・何かがおかしい気もしますが次の質問に移ります。
   神田さんは主にどのような本を読むんですか?

春美:ジャンルを問わずなんでも読みますよ。
   絵本に漫画、タウンページ。ファッション誌なんかも読みます。

涼輔:・・・普通の小説とかは読まないんですか?

春美:え?普通に読みますよ。

涼輔:じゃあタウンページより先にそっち言ってほしかったですね。
   では今まで読んだ中で一番面白かった本は?

春美:あー、読んだ本はほとんど内容覚えてないんですよ。

涼輔:覚えてないんですか?それでいいんですか読書家って。

春美:別に知識を蓄えるのが目的じゃないですし。

涼輔:でも面白かった作品なら覚えてるものもあるんじゃないですか?

春美:え〜と・・・あ、ありますね。全部覚えてる本。

涼輔:何の本ですか?

春美:桃太郎。

涼輔:・・・僕も覚えてます。

春美:あとは、浦島太郎と、わらしべ長者と、くるみ割り人形と・・・

涼輔:絵本ばっかりじゃないですか。

春美:金太郎と、こち亀と、親指姫と・・・

涼輔:本当にこち亀全部覚えてるんですか?
   ではそろそろ質問に答えてください。一番面白かった本は?

春美:「中3数学ターゲット」ですかね。

涼輔:・・・参考書ですか?しかも中学生の。

春美:参考書ですね。

涼輔:面白いんですか?

春美:意外と。

涼輔:・・・そうですか。予想だにしない回答でした。次の質問に移りますね。
   読書家に向いてる人とはどんな人ですか?

春美:そうですね。やはり近所にブックオフがある人ですかね。
   読み終わった本をどんどん売って、そのお金で別の本買えますし。

涼輔:本に対する愛情ゼロですね。

春美:読み終わった本なんて持ってても意味ないですもの。

涼輔:というか本は自腹なんですか?会社が出してるとかじゃ無いんですか?

春美:そりゃそうですよ。
   ボクが本読んでも会社にメリットないですもん。

涼輔:そうなんですよね。それなのに給料はもらえるんですか?

春美:そりゃちゃんと自分の仕事してるんだからもらえますよ。

涼輔:・・・やっぱり何かおかしい気がしますが・・・
   えっと、では、他に読書家に向いてる人とは?

春美:そうですね、楽してお金がほしい人とか。

涼輔:率直に言いすぎです。

春美:ただ本読んでるだけでお金もらえるんだから楽でしょう。

涼輔:ええ、お金出すほうに問題がありますね。
   では最後に、読書家を目指す若者にメッセージをどうぞ。

春美:読書家はね、資格なんていらないんだ。
   本が好きな人なら誰でもなれるから、ぜひ目指してみるといいよ。
   あと、ここに「誰でも読書家になれるブレスレット」ってのがあるからほしい人は連絡してね。
   1つたったの1万円で売ってあげるよ。

涼輔:あて先はこちらです。
   以上、読書家の神田春美さんでした。


涼輔:というわけで読書家とは、本を買って読んで売るのを繰り返す職業だそうです。
   あ、神田さんは要らないといいましたが免許が必要ですので取得してくださいね。
   来週は「助言家」の方にインタビューします。それではまた来週。


(放送終了後)

(プルルルル プルルルル ガチャ)

春美:もしもし、入山さん?読書家に免許が必要って・・・?
   そんなの持ってないんだけど・・・あれ?ホントに?

エントリーNO.004 オンズメンズ
このゲームはRPGです。見ているうちに飽きてしまう場合がありますが、そういう時は飛ばしましょう。

勇者の名前を次の内から決めてください。その他という選択肢はありません。
・イケ☆メン太郎
・ミスターナルシスト
・自称イケメンマン
・出川哲朗

全て、選ぶとイラつきます。一番下はさらにイラつきます。
あ、出川哲朗にしますか?本当にいいんですか?わかりました。

王様:鏡よ鏡よ鏡さん?この世で一番イケメンのはもちろんこのわしだろう?

話が「アレ」になってるじゃないかというツッコミは受け付けません。
・・・そうです、題名を忘れたんです。何か問題でも?

鏡:この世で一番イケメンなのは魔王様です。

王様:な、なにい!?くそー!魔王め・・・殺してやる!

王様が悪い奴じゃないかというツッコミは受け付けません

王様:我が息子出川哲朗よ!憎き敵である魔王を倒して来い!

出川哲朗:は?何言っちゃってるの?このめちゃくちゃ綺麗な顔を汚せるわけ無いじゃん。
     父さんってKY?マジキモイんだけど

ほら、かーなーりーむかつくでしょ?だから止めたほうがいいって言ったのに。
おや、王様が必死に説得していますよ?

王様:何でも好きな事やらせてやるから!

出川哲朗:え、何でも好きな娘とやらせてやるから!?それマジ!?

王様:マジ

出川哲朗:よっしゃやってやんぞ!

今時の若者って本当にやりたがり屋さんですね(笑)
え?お前もまだ若いだろうがって?はい、黙れ
あ、ちなみに言っときますけど、出川哲朗ってのは同姓同名の若者っていう設定ですんで。
・・・・・次いきましょう

王様:じゃあお前にこれをやろう

出川哲朗は毒リンゴを手に入れた!

え?本当に「アレ」じゃないかって?あの物語とは微妙にあってるだけで、わざとじゃないんですよ。
いや、ホントに。ホントだってば。ホントだって言ってるだろが!
おや?出川哲朗は街の外に出てったようですよ?

ドゥルルルルルルン・・・

あ、ドゥルルルルルルンっていうのは戦闘に入ったってことです。
ちなみに銭湯じゃなくて戦闘ですよ?え、分かってる?うるせーな!

スライムもどきが現れた!

姿はご想像にお任せします。

出川哲朗のこうげき
スライムもどきに5のダメージ

スライムもどきのこうげき
出川哲朗に1のダメージ
出川哲朗はちからつきた

え?弱すぎるって?仕方ないよ。このゲームを買ったあんたが悪いんだから。
・・・は?このゲームを捨てるだって?ゆるさねーぞ!最後まで遊べ!

王様:おお!死んでしまうとは情けない!
   そなたにもう一度チャンスをやろう!

まだ出来るって!だからまだやって!捨てないで!あ、すぐに町の外に出た。
またすぐやられるだろうけど、がんばれ(笑)・・・捨てないで!

ドゥルルルルルルン

はい現れたー!さあ次は誰だー!

魔王が現れた!

魔王来た!魔王来ちゃったよ!絶対負けるからね!あんた弱いから!

魔王:今回はお前と戦いに来たんじゃない。お前と手を組みに来たんだ。
   お前も思ってるんだろ?父親を倒したいって。

らしいよ。どうする?

選択肢
・魔王と手を組む
・魔王と手を組まない
・魔王を倒す

一つ調子に乗ってる選択肢があるけど気にしない。
え?倒すの?あんた正気?・・・・・はい、分かったよもう〜

王様:おお!死んでしまうとは情けない!
   そなたにもう一度チャンスをやろう!

あんたバカ?こうなるに決まってるじゃん。え?捨てる?
止めろー!正気になれー!捨てるなー!(ブチッ)




















































































僕は、ゴミ捨て場に横になっていた。くさい。
そうだ、僕は捨てられたんだ・・・くさい。
どうにかしてここから脱出しなければ・・・(続く)






















































RPGの他にこんな脱出ゲームもあるよー!
だから捨てるなー!捨てるなー!!捨てるなー!!!(ブチッ)

エントリーNO.005 たかとんび
前「まずは、ジャガイモな。」
吉「ジャガイモ?ジャガイモでやんの?」
前「仕方ないだろ。あくまでも“超低予算”が売りなんだから。」
吉「ん〜・・・。」
前「んで、次がニンジン。」
吉「ニンジンかよ。」
前「文句言うなよ。これなんかコストパフォーマンスが半端じゃないぞ。代わりにこれを使うってことは。」
吉「そうかもしんないけどさ・・・。大丈夫かな。」
前「大丈夫だよ。後は・・・肉。」
吉「肉?」
前「なるべく長いやつな。細切れじゃなくて。しゃぶしゃぶに使う感じの肉。わかる?」
吉「わかるけど。肉でつくるの?逆に高くない?」
前「バカ言え。コストパフォーマンスが類を見ないぞ。コストパフォーマンスがはじけてるぞ。」
吉「コストパフォーマンスって言いたいだけじゃん。」
前「よし、じゃあ次はな・・・。皿。」
吉「皿?」
前「そう。なるべく深い皿な。こう、カレーとか入れる感じの。」
吉「カレーじゃねぇんだから。」
前「それがちょうどいいんだよ。深さと大きさが。後は・・・カレー粉!」
吉「カレーじゃん!」
前「カレーじゃねぇっつうの。コストパフォーマンスだよ。CPを考えてのカレー粉だよ。」
吉「略すなよ。」
前「カレー粉がベストなんだよ。形がもうね。大きさはちょっとたんないけど。」
吉「ベストじゃねぇじゃん。」
前「うるさいな。いいんだよこれで。えっと、ジャガイモ、ニンジン、肉、皿、カレー粉・・・。あ、ご飯か。」
吉「カレーじゃん!」
前「うるさいな!カレーじゃねぇ!だいたいカレーじゃないのはお前が一番良く知ってるだろ!」
吉「そうだけど・・・。そのラインナップはカレーじゃん。」
前「ここでご飯使わないとあのセリフが生きてこないだろ。ご飯っつうか米粒だけど。」
吉「まぁねぇ。」
前「だろ?だからご飯。・・・っと。肝心なもの忘れてた。」
吉「何?」
前「たまねぎ。」
吉「たまねぎ?」
前「たまねぎ。」
吉「たまねぎなんかどうすんの?」
前「目の前で切るんだよ。」
吉「え?・・・・あっ、なるほど。いや!そこは本人の力に任せようよ!」
前「何言ってんだよ。今回たまねぎ使わなくてもいい奴チョイスしてないよ。」
吉「えぇ・・・。どれだけ低予算なんだよ。」
前「コストパフォーマンスがたまんねぇな。」
吉「好きだねその言葉。」
前「あぁ。価格と価値のこのギャップ!これはいい物出来るぞ。」
吉「本当に大丈夫なの?これ・・・。」
前「当たり前だろ?斬新過ぎるぜ?」
吉「確かに“超低予算”ではあるんだけども。無理があるでしょ。」
前「今更何言ってんだよ。ここまで来たら後には戻れねぇだろ。やるしかないの。」
吉「そうだけど・・・。」
前「グチグチ言ってないで。さぁ、リハーサルやるぞ。」
吉「え?俺が?」
前「そうだよ。」
吉「なんで?本人は?」
前「今日呼んだら金掛かるだろ?当日だけ。」
吉「意味わかんねぇ・・・。」
前「さぁ!早くニンジン持って!」
吉「わかったよ・・・。」
前「皿かぶって!」
吉「はいはい。」
前「肉を着て!」
吉「あぁあぁ、べっちょりする・・・。」
前「いくぞ!よーい、アクション!」
吉「・・・・。ここでホームランを打って、少年に手術をする勇気を与えるんだっ・・・。絶対打つ!」
前「肉で出来たユニフォームの胸元を握り締めて、神に祈る!」
吉「ギュッ・・・。よし!」
前「ニンジンで予告ホームラン!」
吉「さぁ、来い!」
前「ピッチャー、皿を深くかぶり直してキャッチャーのサインにうなずく。第一球、もとい、ジャガイモ!投げた!」
吉「うおりゃぁぁぁぁぁぁ!!パコーン!」
前「ニンジンは木っ端みじ〜ん!しかしジャガイモは鈍い音を立ててスタンドに一直せ〜ん!」
吉「入れ〜!」
前「ダイヤモンドを全力疾走!カレー粉ベースを強く蹴った!」
吉「ベチャッ!」
前「ジャガイモはどんどん伸びてゆく〜!ここでジャガイモの視点!」
吉「うわぁ!どんどん高くまで上がってく!高い!高い!全てが小さく見える!まるで観客が米粒のようだ!というか米粒だ!」
前「そしてジャガイモはスタンドへ〜!入った〜!ホームラン!」
吉「やった〜!やったぞ〜!」
前「あるファンは感動しすぎて感涙!」
吉「うぅ・・・。吉川選手、感動をありがとう・・・!」
前「涙を出せるほど上手い役者じゃないのでたまねぎで誘う!」
吉「うぅ・・・。」
前「吉川はダイヤモンドをゆっくりと一周!カレー粉ベースをしっかりと踏みしめる!」
吉「ベチャッ!ベチャッ!」
前「そして今、ゆっくりとメークイン!」
吉「優勝だぁ〜!」
前「優勝だぁ〜!」
二人「さぁ、みんなで野球場にいこう!」
前「よ〜し。こんなもんで大丈夫だろう!」
吉「どんなCMだ!」
前「文句あるか?」
吉「無い・・・。」
前「よし。じゃあ本番に向けて材料買ってこなくちゃあなぁ・・・。頼んだ。」
吉「俺ぇ?なんでこんな役ばっか・・・。」
前「考えたのは俺だから行くのはお前。はい、お金。」
吉「こんなに?何買うの?」
前「サーロイン。」
吉「コストパフォーマンスは?」
前「あ・・・。」

エントリーNO.006 whitewhite
安正:これはプールですか?
前田:はい、プールです
安正:これもプールですか?
前田:はい、それもプールです
安正:じゃあ、あれはなんですか?
前田:スプライトです
安正:スプライトですか
前田:はい、スプライトです
安正:じゃあ、これもスプライトじゃないんですか
前田:いえ、これはプールです
安正:じゃああのスプライトはなんですか
前田:プールです
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:じゃあ、仮にこれがスプライトだとしましょう
前田:はい
安正:何故シュワシュワしないんですか
前田:お客様、スプライトが必ずしもシュワシュワするとは限りません
安正:だって炭酸飲料ですよ?
前田:時がたてばシュワシュワしなくもなりますよ
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:じゃあ何故あのプールはシュワシュワするのですか
前田:プールだからです
安正:プールはシュワシュワするものなのですか
前田:シュワシュワするものです
安正:それじゃぁスプライトじゃないですか
前田:お客様、シュワシュワするものが必ずしもスプライトであるとは限りません
安正:それじゃぁ、あのシュワシュワするものはなんなんですか
前田:プールです
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:じゃあ仮にプールがシュワシュワするものだとしましょう
前田:はい
安正:何故あのプールはシュワシュワしてないのですか
前田:プールではないからです
安正:プールではないのならあれはなんなんですか
前田:水田です
安正:何故プールサイドに水田があるのですか
前田:スプライトを育てているからです
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:スプライトは育てるものなのですか
前田:はい、スプライトは育てるものです
安正:芽が出ますか
前田:芽が出ます
安正:根が伸びますか
前田:根が伸びます
安正:花が咲きますか
前田:いえ、シュワシュワします
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:じゃあ仮にスプライトが育てるものだとしましょう
前田:はい
安正:何故プールサイドで育てているのですか
前田:プールサイドをシュワシュワさせたいからです
安正:何故プールサイドをシュワシュワさせたいのですか
前田:楽しいからです
安正:それは楽しそうですね
前田:でしょう
安正:しかしスプライトを育てるだけでシュワシュワする代物なのですか、プールサイドは
前田:信じれば叶います
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:仮に信じれば叶うものだとしましょう
前田:はい
安正:何故僕のスプライトになりたいという一途な願いが叶わないのですか
前田:貴方がスプライトじゃないからです
安正:じゃあ僕はプールなんですか
前田:いいえ、プールではありません
安正:じゃあ水田ですか
前田:お客様、万物あらゆるものがスプライトとプールと水田に分類されると思ったら大間違いです
安正:じゃあ僕はなんなんですか
前田:ファンタです
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:何故そんなに貴方は私を納得させようとするのですか
前田:早くプールに入らせたいからです
安正:そんなことをしたら僕がシュワシュワしてしまうじゃないですか
前田:お客様、いえ、おファンタ様、貴方はすでにシュワシュワしています
安正:じゃあ僕自体が楽しいみたいじゃないですか
前田:というわけで心置きなくプールをご堪能ください
安正:嫌です
前田:何故ですか
安正:まだ納得いかないからです
前田:では心置きなく水田をご堪能ください
安正:堪能できません。それは労働です
前田:では、どうすればプールに入っていただけますか
安正:僕をスプライトにして下さい
前田:私にはそんな力はありません
安正:なら諦めます
前田:それはよかったです
安正:ではプールに入ることにします
前田:ごゆっくり
安正:最後に一つ聞かせてください
前田:なんでしょう?
安正:何故貴方はシュワシュワしているんですか?
前田:スプライトだからです
安正:納得いきません
前田:うるせぇファンタかぶれめが。くらえ、水田アターック
安正:ギャアー

エントリーNO.007 乱舞ドライブ
タイトル:道場破り

新井田:57、58、59、60・・・
羽崎:ん?何してんのかな?まぁいいや。たのもー!
新井田:開いてますよ〜。
羽崎:失礼します!
   (カラン コロン カラン)
羽崎:ん?まぁいいや。
新井田:997、998、999、1000!よし、腕立て1000回終わり!
羽崎:さっき60回じゃありませんでしたか?
新井田:何を言ってるんだ君は。
羽崎:聞こえてましたよ。
新井田:そ、空耳だよ、空耳。「♪空耳アワ〜」だよ。うん。
羽崎:そういうことにしておきます。
新井田:今日はなぜここに?
羽崎:実は、道場破りに来ました!
新井田:そうか・・・。では、存分に破りなさい。
羽崎:はい?
新井田:ただし、ちゃんと貼り直してもらうよ。
羽崎:・・・壁紙は破りませんよ。
新井田:そうか・・・。では、何紙だ?
羽崎:紙じゃないです。
新井田:分かっておる。
羽崎:面倒くさいですね。
新井田:では、始めようではないか。ここの道場主「石鋏 紙」が受けてたとう。
羽崎:作ったような名前ですね。
新井田:改名した。
羽崎:やっぱり。・・・では、私から行きます!
   グーチョキパーで、グーチョキパーで、
   何作ろう、何作ろう。
   右手がチョキで、左手がグーで、
   カ・タ・ツ・ム・リ〜
新井田:おー。中々やるではないか。
   次は、ワシの番だ。
   グーチョキパーで、何作ろう。
   右手がグーで、左手がパーで、
   ヘ・リ・コ・プ・タ〜
羽崎:くっ、さすが道場主、実力はあるな。
   よし、こっちだって!
   左手がパーで、左手もパーで、
   お・す・も・う・さーん
新井田:(なに!ここで、「お相撲さん」を使ってくるとは・・・。落ち着け、私。・・・よし!)
   右手がパーで、左手もパーで・・・・・・あっ!
羽崎:(よし!その組み合わせは、「お相撲さん」しかなかったはずだ。これで、勝った!)
新井田:(しまった!やってしまった。むぅ、しょうがない、開発途中だが、あの技を使うしかない。)
   右手がパーで、左手もパーで・・・手〜。
   (どうだ、効いてくれたか。)
羽崎:ぐおっ、なんて強さだ!
   この状況で新しい技を出すとは!
新井田:(やったー!YES!ナイス!よし、
   相手がひるんだ隙に連続技で一気に決めてやる)
   右手がパーで、左手もパーで、
   (ヒゲダンスを踊りながら)
新井田:♪テテテテ テーテーテ テーテーテ 手〜。
   (よし、決まった!)
羽崎:・・・・・・・・・・・。
新井田:ん?どうした?
羽崎:あの〜、伝わりづらかったんですけど・・・。
新井田:え?うそだろ?ちゃんと、ヒゲダンスのリズムで、
   「テ」を言って、最後のとどめとして、
   さっきの「・・・手〜。」を使ったのに?
羽崎:はい。ちゃんと、ヒゲダンスのリズムで、
   「テ」を言って、最後のとどめとして、
   さっきの「・・・手〜。」を使ったのにです。
新井田:・・・私の負けだ。存分に壁紙を破りなさい。
羽崎:だから破らないですよ。
新井田:じゃあ、何紙だ。
羽崎:紙じゃねーよ!あぁ、もう怒った。
   本当に破ってやる!
新井田:おい、そこは、破るのではない!
羽崎:(バリバリバリ・・・)わっ!!誰かいる!
新井田:近所の田所さんだ。
羽崎:誰だ。

エントリーNO.008 イクロバットス
しん:えいっ!!

ゆう:うわーっ!また負けたーー。

  [GAME OVER。しんの勝ち!!]

しん:なんだよー。お前一撃必殺で負けてるじゃん。

ゆう:不意を突かれたんだよ。

しん:お前弱すぎるよ。

ゆう:お前強すぎるよ。

しん:お前が、弱すぎるよー。

ゆう:お前が、強すぎるよー。

しん:お前が、弱すぎるよー。

ゆう:お前が、強すぎるよー。

しん:お前が、弱すぎるよー。

ゆう:お前が、強すぎるよー。まるで世界王者亀田弘毅みたいに。

しん:お前が、弱すぎるよー。まるで死に掛けの金魚みたいに。

ゆう:なんだよー、せっかくお前を褒めていたのに。

しん:なんだよー、せっかくお前をいじめたのに。

ゆう:お前がいじめるからだろ?弱すぎるって。

しん:そっか。

ゆう:そうだよ。これでもな、僕はこのゲームで世界一のチャンピオンなんだぞ。

しん:逆の?

ゆう:違う。

しん:じゃあ、逆の逆の逆の?

ゆう:違う。

しん:じゃあ、逆の逆の逆の逆の逆の?

ゆう:違う。

しん:じゃあ、逆の逆の逆の逆の逆の逆の逆の?

ゆう:正解。

しん:やっぱりか。世界一ではなくて逆世界一だったか。

ゆう:そうだ。

しん:だろ?世界一は僕だもん。

ゆう:じゃ、世界一が逆世界一に勝てるわけないよ。

しん:そうだな。

ゆう:というよりも、・・・思い出したくない。あの時の屈辱。

しん:・・・・・・そっか。

ゆう:・・・・・・そうだよ。

しん:だろうな。だって、このゲームで逆世界一チャンピオン大会決定戦でお前チャンピオンなっちゃったからな。

ゆう:そうだよ。

しん:【逆世界一チャンピオン大会決定戦】に出ることになるのはスタッフが誰がゲーム下手か噂で聞いてどのぐらい広まってるかで誰か出るか決めるからな。

ゆう:そうだよ。

しん:しかもお前、沖縄から北海道まで知られてるし。

ゆう:そうだよ。

しん:しかも大会に出てもさ、意味ないからね。

ゆう:そうだよ。

しん:目も悪くなるだけだし。

ゆう:そうだよ。

しん:手汗でコントローラがべチョべチになるだけだし。

ゆう:そうだよ。

しん:あの16連打で1985〜1990年頃に活躍した高橋名人の「ゲームは1日1時間」の規則を全然守ることができないだけだし。

ゆう:そうだよ。

しん:光に移るだけだし。

ゆう:像だよ。

しん:本当に悲惨だったな。

ゆう:だけとお前のそうだろ?

しん:まぁ、僕もそうだったけど世界一のチャンピオンになるためにそれらの条件を頑張ったよ。

ゆう:・・・だろうなぁ。僕なんかその反対だもんな。無駄に頑張った・・・。

しん:そう言えば、10日後にその大会あるらしいよ。

ゆう:マジで!?あー、嫌だな。

しん:あっ、そうだ。今日これから特訓しない?

ゆう:これの?ああ、しよう!しよう!このゲームで二回連続逆世界一チャンピオンにならないためにな。

しん:じゃ、僕は二回連続世界一チャンピオンになろう。

ゆう:そうだな。では、さっそくCPUで試合再開と。

  [GAME START]

しん:よし、いけ!!

ゆう:(ピッ、ピッ!)

しん:よしっ!行け!クラッシュローリングアタックだ!

ゆう:(ピッ、ピッ!)

しん:ああっ!違うよ!それはオナーラだよ!

ゆう:(ピッ、ピッ!)

しん:よし、今度こそクラッシュローリングアタックだ!

ゆう:わからねぇ・・・。

しん:ん?クラッシュローリングアタックの技、どうやって出せばいいのかわからないのか?

ゆう:うんそうだよ。

しん:・・・お前なぁ。基本技のクラッシュローリングアタックの技知らないとこれ絶対負けるって。

ゆう:うんそうだよ。

しん:しかしさ、お前一撃必殺のオナーラばっかり使いやがって・・・。これって、意味無いときに使うと本当に意味無いんだって・・・。

ゆう:うんそうだよ。

しん:わかってるんだ・・・。

ゆう:うんそうだよ。

しん:あのさ、クラッシュローリングアタックの技はABA→→←IRAB←LPBだよ。

ゆう:ごめん、世界一チャンピオンさん。今貴方が言ったのはワキーゲという技だよ。

しん:・・・あっ!世界一としたことが・・・!い、いやさぁー・・・コマンドが似てるからね。

ゆう:世界はそれをいい訳を言うんだ・・・

しん:ぜ。

ゆう:あーん、せっかくかっこよく決まろうとしてたのに・・・。言われたよー。

しん:ごめん。

ゆう:いや、それよりさ色々な技があってはまるよねー。

しん・ゆう:テトリス!

エントリーNO.009 キングコンツドラゴン
斉藤「いよいよだな 甲子園」
中西「いろいろあったなぁ」
斉藤「今のうちに練習しとこうぜ」
中西「何を?」
斉藤「校歌」
中西「俺校歌知らないんだよなぁ」
斉藤「俺が歌ってあげるから」
中西「頼むわ」
斉藤「♪ さくら さくら いざ舞い上がれ」
中西「それ森山直太郎のさくら(独唱)だろ うちの校歌それだったの?」
斉藤「いいから聞けって ♪ 壊れゆく No no no no brother 奇跡の地球」
中西「もう曲ごちゃ混ぜじゃんか 俺のところの校歌最低だな」
斉藤「対戦相手強いの?」
中西「ここまで残ってるんだから強豪ぞろいだろ」
斉藤「そうか 俺らのところなんか ♪ ようこそ ここへ〜って感じだもんな」
中西「パラダイス銀河かよ」
斉藤「♪ シャカリキコロンブス」
中西「もういいよ」
斉藤「1組目終わったみたいだね」
中西「よかったねぇ 俺らは3番目か」
斉藤「まだ結構時間あるな」
中西「そうだな」
斉藤「今日のテーマって何だった?」
中西「野球」
斉藤「だよな〜」
中西「タッチ歌うんだもんな」
斉藤「そうだったけ すかっり忘れてた」
中西「すっかりな お前ものすごい緊張してるだろ」
斉藤「その通り」
中西「児玉清さんやらなくていいよ」
斉藤「でもさやっぱり緊張するよ」
中西「そうだよな」
斉藤「お もうそろそろだ」
中西「しかりやれよ」
斉藤「しっかりだろ」
中西「大分緊張してるんだよ」
(M−1甲子園 続いてはキングコンツドラゴンの2人です どうぞ!!)
2人「はい どうも キングコンツドラゴンです」
(結果発表にて)
斉藤「いよいよ結果発表だな」
中西「そうだな 祈ろう」
(第1位はキングコンツドラゴンです)
斉藤「よっしゃー!!」
中西「やったー!!]
斉藤「次は野球で甲子園目指そうぜ」
中西「当たり前だろ!!」
斉藤「まず俺らの学校に野球部を作らないとな」
中西「ああ」

エントリーNO.010 センデロス
佐藤「すいません、今アンケートを行っているんですけど少しお時間よろしいでしょうか?」

田中「(アンケート?面倒だな)すいません、時間ないんで」

佐藤「それでは最初の質問です。」

田中「俺の話聞けよ。何勝手に承諾したことにしてんだ。」

佐藤「お願いしますよ。600秒もかからないんで」

田中「10分って言えよ。面倒くせぇな。」

佐藤「お願いします。」

田中「まぁいいよ。10分だけなら。」

佐藤「それでは参加費として500円いただきます。」

田中「金取るのかよ。じゃあやんないよ。」

佐藤「アンケートに答えて頂くと、お礼として1000円渡すことになっているのですが。」

田中「じゃあ最初からお礼500円でいいだろ!なんだそのシステムは。」

佐藤「そういうシステムなんで。」

田中「しょうがねぇな。取りあえず500円払うよ。後で1000円ちゃんと渡せよ。」

佐藤「ありがとうございます。それでは最初の質問です。」

田中「おう。」

佐藤「あなたのお名前を教えてください。」

田中「田中だよ。田んぼの田に真ん中の中で。」

佐藤「できればスペルもお願いします。」

田中「スペルって何だよ。普通に考えてローマ字でTANAKAだよ。」

佐藤「分かりました。TANAKAと。続いての質問です。」

田中「大体なんで英語表記が必要なんだ。」

佐藤「あなたは何歳ですか?次の選択肢よりお答えください。A0歳、B1歳、C2歳、D3歳、E4歳・・」

田中「それは選択肢にしなくていい質問だろ!一体いくつ選択肢があるんだよ。」

佐藤「100ですね。」

田中「アルファベットの数を超えちゃってんじゃねぇか。普通に聞けよ。それで俺は20歳だよ。」

佐藤「じゃあ『その他』ですね。」

田中「100個も選択肢があってなんで20歳が『その他』なんだよ!」

佐藤「続いての質問です。」

田中「なんだこのアンケートは。」

佐藤「あなたの出身地はどこですか?『はい』か『いいえ』でお答えください。」

田中「は?」

佐藤「東京。」

田中「・・いいえ。」

佐藤「大阪。」

田中「いいえ。って面倒だろ!これも普通に聞けよ!」

佐藤「じゃあどこですか?」

田中「岩手県だよ。」

佐藤「あっ、じゃあ帰国子女の方なんですか。」

田中「勝手に岩手を国外にすんな!れっきとした日本の一部だよ。」

佐藤「あぁ、あの東北の。」

田中「そうだよ。」

佐藤「えーとじゃあ出身地はド田舎と。」

田中「ちゃんと岩手って書けよ!失礼だろ、人の出身地に対して。」

佐藤「続いての質問です。あなたの好きな料理は何ですか?」

田中「まぁ強いていうならカレーかな。」

佐藤「郷土料理ですもんね。」

田中「違うよ!お前岩手とインドを勘違いしてるだろ。」

佐藤「違うんですか?」

田中「当たり前だ!小学校からやり直して来い。」

佐藤「続いての質問です。あなたは現在彼女はいますか。」

田中「いないよ。」

佐藤「プッ。分かりました。」

田中「何笑ってんだよ!バカにしてんのか!」

佐藤「いや、20歳で彼女いないとかマジありえないなと思って。」

田中「お前は全国の彼女のいない20歳を敵に回したぞ。」

佐藤「それでは彼女がいないと答えたあなたに質問です。好きな食べ物は何ですか?」

田中「質問さっきとかぶってるだろ!カレーだよ!」

佐藤「プッ。またですか(笑)」

田中「ほとんど同じ質問なんだから当たり前だろ!さっきからなんなんだお前は。」

佐藤「そんなに好きならカレーと付き合っちゃえばいいじゃないですか(笑)」

田中「うわ、もう本当に殴りたい」

佐藤「続いての質問です。現在日本では格差社会が問題となっていますが、格差が広がることについてどう思いますか?また、現在の日本政府の格差問題に対する政策に関してどのように評価してますか?」

田中「統一性の無いアンケートだな。好きな食べ物と彼女とかから一気に話が飛んでるぞ。」

佐藤「カレーのことで頭がいっぱいでそれでころでは無い、と。」

田中「勝手に書くんじゃねぇよ!そんなバカみたいな意見を。」

佐藤「でもこの意見、今日だけで5人目ですよ。」

田中「そうなの!?どうなってんだこの国は。」

佐藤「あなたみたいな考えを持つ人がいるからいつまでたってもこの国は良くならないんですよ。」

田中「意見をでっち上げといて人を批判すんな!」

佐藤「じゃあどう考えてるんだ。」

田中「なんで命令口調になってるんだよ!」

佐藤「いいから早く。」

田中「むかつくなぁ。そうだな、格差に関しては今は競争社会だから仕方無いって人もいるけど、格差が広まると十分に教育や医療を受けられない人も出てくると思うからそういう人はでないようにするべきだと思う。政策についてはもっと弱者の立場に立った制度を増やしていったらいいんじゃないかと思う。例えば生活保護の条件が現在では厳しすぎるって意見もあるし、あとは・・」

佐藤「長い。」

田中「なんだよ長いって!ちゃんと真面目に答えてるだろ?」

佐藤「ひとつのセリフにそんなに書かれると読みづらい。」

田中「は?」

佐藤「もっと読む人のことを考えてください。」

田中「・・・」

佐藤「以上でアンケートは終了です。」

田中「・・ふざけたアンケートだったな。もう二度としないよ。」

佐藤「それではこちらがお礼の千円です。」

田中「おう。」

佐藤「500円のお釣りをください。」

田中「それじゃ結局タダじゃねぇか!いい加減にしろ!」


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