大会前夜
翔:さて、いよいよ明日がCC−1の1回戦結果発表なわけですが
ミヤ:まさか、ラジオでやることになるとはねぇ〜
翔:もうオレ緊張しすぎて胃が痛いよ
ミヤ:違う。君の胃の痛みはインフルエンザ
翔:うるさい!。卒業式に出れなかったらどうしようと思ったんだから!
ミヤ:この司会をしているときでも鼻水の音が非常に不愉快なんですけど
翔:いいよなぁ……健康な奴は。卒業式でガンガン泣いてたくせに
ミヤ:別に女の子なんだし、いいでしょ!
翔:最後、退場の前にサスケの「卒業の日」を歌ったんですけどミヤは何言ってるか聞こえなかったよ?
ミヤ:そんな誰一人伝わらないようなネタはいいから!早く!CC−1!
翔:おぉ、そうだった。ではルール説明を……
??:ちょっと待った!!
翔:誰?
ミヤ:あ…あなた達は!
翔:テテテテテテテテテ!
ミヤ:落ち着いて!さっぱりわけのわからないことになってるよ!
翔:テライキアツさんじゃないですか!
織部:その通り!
桑折:ここからはオレ達が仕切らせてもらうぜ!
織部:それではちょっと衣装に着替えて……
桑折:あっ、お2人はお茶でも飲んでていいから!
ミヤ:……はぁ
織部:よし!準備は出来たぞ!それではスタート!
(暗転)
織部:はい喜んでェーッ!
桑折:…あぁ。
織部:ありがとうございましたーっ!
桑折:あぁ。ん、だからさ。
織部:本当に、本当にありがとうございましたーっ!
桑折:なぁ、なーあ、兄ちゃん!あんね、俺ね、トイレ借りに来ただけなんよ。
織部:わかっております!ありがとうございましたーっ!
桑折:いや、確かに利用したのは、お宅のトイレっすよ。
でも、別に俺は此処に用が有って来た訳じゃぁ無くてだな。
織部:いえいえいえいえ滅相もございません。
桑折:滅相は関係ねぇんだよ。聞けよコラ。
あ゛?俺は、ね?ただ、ちょっと催して来たから、此処に立ち寄ってトイレだけ借りただけ!
織部:何にしても、お客様は、神様でございますからして!
桑折:お客じゃないんだよ!困るんだよこういうのされるとよ!
織部:こういうのと仰りますと…。
桑折:俺は、此処のお客じゃねぇの!トイレ借りに来ただけだから!
つまり…、何だ、金は一文も払いませんよ!何にも頼んで無いしね!
織部:いえいえいえいえお金が欲しいとは一言も…。
桑折:うるさいっ!騙されねぇぞ!お前らの様な商業思想狂時代の申し子達にはもーう騙されねぇ!
織部:お客様、落ち着いてください、私は決して…。
桑折:いっつもそうだ!お前らはいっつもそう!そうやってすぐ人の足元を見るんだ!何で…何で俺なんだ!
織部:お客様、お客様…。
桑折:客じゃねぇって言ってんだろうが!この野郎!この野郎!
ちょっと触っただけで三万とかふんだくりやがって!お触りオッケーって言ってたじゃねぇかこの野郎ぉ!!
織部:お客様、大声で恥ずかしい過去の暴露はちょっと…。
桑折:何をう!?
織部:教会じゃないんで…。
桑折:懺悔じゃねぇよ!!
………あぁー…もう…………二度と来ねぇよこんなとこ!!帰るぞ!
織部:あっ、ありがとうございましたーっ!
桑折:……………なぁ。
織部:はい。
桑折:……………だから、俺、トイレ借りただけだって。
織部:はい。
桑折:……………何でまた、俺、感謝されなきゃなんねぇんだよ。
織部:いやぁ…。
桑折:……………何がそんなにありがたい?
織部:……………いやぁ………。
桑折:……………。
織部:……………。
桑折:おい黙んなよ!言えよ!!何で「ありがとうございました」なんて俺が言われなきゃなんねぇんだ!あぁ!?
織部:いやぁ、それは、その…。
桑折:マニュアルなんだろ!?ふざけてんじゃねぇよ!!俺、「こんなとこ二度と来ねぇ」とも言ったよな!
何でそれに対してテメェが感謝の意を述べてんだおかしいだろコラァ!!
織部:いえ、あの、それは、いやぁ…。
桑折:それともアレか!?嬉しいのか!俺のウンコが!
俺の大便が欲しいのかもっとやるよホーラ言ってみろ言ってみろー!
織部:お客様、大声でシモの話もちょっと…。
桑折:何をう!?
織部:そういうクラブじゃないんで…。
桑折:解ってるよ!解って言ってんだよ!!ホーラ、欲しいんだろ?俺のウンコがよー!
俺の大便は黄金だぞコラ、文字通り黄金だぞコラ、あぁん?ホラ言えよ!嬉しいんだろ俺の大便が!!
俺の大便には実は七人の伝説の剣士の魂が宿っててお前らは俺がこの店でウンコするの待ってた、とか
そういう展開もアリっちゃアリなんだろ!!あぁ!?
織部:メンヘラのお客様もちょっと…。
桑折:何をう!?
織部:対応しかねます…。
桑折:失礼だろうが!!色々!!
織部:はっきり申し上げます!…お客様のウンコが欲しいわけではございません!
桑折:お…おお………。
織部:失礼を承知で申しますが…お客様がトイレをお借りになったことにも、とりたてて感謝はして居りません。
桑折:ええぇ……………。
織部:強いて申し上げるなら、お客様のようなガラの悪い………ハッ!
桑折:おう?
織部:いや………えーっと………ガラ…あの、個性的なガラをお持ちの方に…。
桑折:個性的なガラ!?
織部:個性的なガラをお持ちの方にも、こうして、此処に足を運んで下さったこと、それだけで、感謝感激雨アラレな訳でございます。
桑折:いや……まぁ………じゃあ解ったけど…個性的なガラって何なんだよ………。
織部:それでは、改めまして、ありがとうございましたーっ!
桑折:いや、あの、個性的なガラって…。
織部:ありがとうございましたーっ!
桑折:いや、ねぇ………ちょっと………。
織部:ありがとうございましたーっ!!
桑折:ちょっ…………………もう!!
織部:はい?
桑折:………メニューは。
織部:………めにゅーと仰いますと。
桑折:メニューだよ!お品書き!何か頼むから持って来て!
織部:え、でも、お帰りになるのでは…。
桑折:面倒になったんだよ!良いよ!何か頼むよ!金取れよ!欲しいんだろ!
織部:いえいえいえいえ滅相も…。
桑折:またマニュアルだよ!良いか、その根性叩き直してやるからな!ホラ!メニュー持って来い!
織部:あ………はい喜んでェーッ!
桑折:おう!ホラとっとと持って来いオラァ!
織部:メニューはございません。
桑折:あ、そうなの。
織部:はい。
桑折:へぇ………先に言えよこの野郎!!
織部:すみません口頭で結構です。
桑折:えーっと………じゃぁ、カレー!!
織部:あ、カレーでございますか。
桑折:そうだよ。基本だろうが、カレーだ!!
織部:あ、少々お待ち下さい。
桑折:おう。
織部:それでは、お客様を待たせてはいますが、とりあえず大会の説明を挟ませていただきます。
CC−1グランプリは、自作のネットコントをそれぞれの参加者が披露し、また競い合い
アマチュアネットコント作家の頂点を決める大会でございます。
漫才形式や漫談形式など、明らかに「コント」と呼べない物以外でしたら、どんな形式でも構いません。
一番オーソドックスなのはこの前説のようなベタな設定のシチュエーションコントですが
他にも様々な形式の「ネットコント」と呼ばれる作品が存在します。
インターネットが発表の場であることを活かした「文章でのみ成立する笑い(壁新聞ネタや日記ネタなど)」。
「笑い」というより「表現」に重点を置く「コントの可能性を開拓する新しい種類の作品」など。
最近は更に多様化して来て居ります。
このCC−1グランプリは、そんな多種多様の「コント」作品の中で、見事bPに勝ち進むのは誰か!
という、言わば「コント限定異種格闘技大会」!若きコント作家達の、意地とプライドのぶつかり合いなのでございます!
桑折:カレーはまだか。
織部:あ、こちらでございます。
桑折:何これ。
織部:カレーうどんです。
桑折:………うん………解る。
織部:あっ、熱くなって居りますのでお気をつけ下さい。
桑折:そうじゃねぇだろうがよ!何でうどんなんだよ!!
織部:うどんお嫌いでしたか。
桑折:好きだよ!!そうじゃなくて、「カレーが食べたい」って言ったの!
「カレーうどんが食べたい」とは一言も言ってねぇ!!
織部:はい。
桑折:はいじゃねぇよ!カレー持って来いって!!
織部:いやぁ………。
桑折:いやぁじゃねぇって!俺のほうが嫌だよ!誠意見せろって言ってんだよこの野郎!!
織部:えぇー…カレーうどんじゃだめ…?
桑折:なっ、何だ、かわいく言うな!そうじゃねぇんだよ!!誠意ってのはそういうことじゃねぇんだよ!!
織部:カレー丼じゃだめ…?
桑折:似てるじゃねぇかカレーうどんに………カレー丼ってカレーライスのことじゃねぇか!それ持って来い!!
織部:うん、わかった………。
桑折:えぇ………何なんだよ…。
織部:少々、お待ち下さい。
桑折:う、うん………。
織部:またもや待たせてしまっていますが、ルール説明を挟みます。
次は詳しい作品ルールを、遅ればせながら説明させていただきます。
今回送っていただくのは、過去に他のサイトに投稿されたことのある既存の作品でも構いません、ということになって居ります。
つまり、本気で勝ちを狙う人は皆、まさしく文字通り、「自信作」をぶつけに来た筈でしょう。そうでしょうそうでしょう。
優勝の二文字をその手に掴みたい、ただそれだけを思って…。いや、気持ちには個人差がありましょうが。
そして、作品の行数規定は、30行〜130行以内!なるほど。この前説は一発でアウトです。長いんです。最悪です。
1台詞を1行としてカウント。台詞途中の改行は行数に含みません。私のこの長台詞も、全て「1行」です。
少しでもルールを違反された作品は、失格とさせていただきますのでご注意下さいませ。
織部:鍋焼きうどん入りまーす!!
桑折:カレー丼は!?
織部:ちょっと…勘弁…っていうことで…お願いします。
桑折:駄目だよ!何でカレーないのさ!基本でしょうに!!
織部:いやぁ…。
桑折:それと、何でまたうどんなんだよ!鍋焼きなんだよ!また正解からちょっと離れちゃったよ!
織部:鍋焼きうどんお嫌いですか。
桑折:好きだよ!むしろカレーより好きだよ!違うよ、誠意見せろって言ってんの!!
織部:小指ですかっ………。
桑折:組織関係ねぇよ!バックに誰も居ねぇから!!
織部:そうですか…。
桑折:とにかく…カレー、持って来いよ。
織部:あの…「ゲイで悪いか」と書かれたカレー皿ならご用意出来るんですが…。
桑折:要らねぇ!!絶対要らねぇ!!カレー持って来い!!
織部:かしこまりました………あぁ………。
織部:どうしよう…怒ってるよ………あぁ…とりあえず、最後のルール説明です。
当大会は、予選と決勝戦の2ラウンド制です。
予選は、審査員5名の皆様により100点満点で採点された点数を基に順位を導き出し、その中の上位9組が決勝戦進出となります。
決勝戦では7名の審査員の皆様によります新たな審査がなされますので、「予選とは異なった作品」
を改めて投稿していただく形となります。
決勝戦については後ほど詳しい説明があることと存じますので、今はこのくらいにしておきましょう。
それでは、予選を審査していただく5人の審査員様方の紹介です!
オーソドックスでも爆発力のあるコントを持ち味とし、かの「いっぱいいっぱい杯」で初代王座を獲得した、KKジハードさん!
研ぎ澄まされた文章力によって知的で挑戦的、また味のある作品を作り出す、「素朴長文バトル」管理人、マッカーさん!
今大会の言わば元ネタ?「MM−1グランプリ」主催者にしてコント漫才どちらもこなす、オールラウンダー、サイドハンド・ボーラーズさん!
独特の吸収力のある魅力的なセンスを持った、カリスマ性のある高得点パンチャー!僕らの九さん!九兵衛さん!
そして、今大会を取り仕切る管理者。若くして様々な形式の作品を操り、急成長を続ける時の人!翔さん!以上5名の皆様です!
さぁ、この5人が掬い上げる9組とは一体、誰なのか!?CC−1グランプリ、独特な緊迫感と共に、今、幕が開きます!
織部:ナスの姿焼きお持ちしましたー!!
桑折:てめええええええええええええ!!
織部:ひぇっ!
桑折:おま…お前、お前…ナメてんのか!カレーはどうしたぁ!!!!
織部:で、ですから、カレーは…そのう…。
桑折:用意出来ねぇってのか!カレーがウリだろこの店はよぉ!!!!
織部:お、お客様!落ち着いて下さい!
桑折:散々人待たせやがって!横で何やら説明口調でペチャクチャペチャクチャ!お前仕事してなかっただろうがあああ!!!!
織部:あっ、アレが私の仕事でございます!!
桑折:嘘をつけぇ!だったらすぐにこんな店無くなっちまえ!看板降ろせこの野郎おおお!!!!!!
織部:お店ではございませんので…!
桑折:………えぇ!?
織部:落ち着いて、落ち着いて聞いて下さい、お客様。落ち着いて…。
桑折:おい、どういうことだよ。此処はお前…カレー屋じゃねえのかい。
織部:すみません。違うんです。
先程から横で聴かれていたとは存じますが、ここは………「CC−1」でございます。
桑折:……………………………え?うん、だから、カレー屋だろ?
織部:……………………………え?
桑折:………え、いや…………………だから………………………………………………
………………………………「ココイチ」だろ?「CC−1」って……………。
織部:……………………………………。
桑折:……………………………………。
織部:……………………………………違います…。
桑折:……………………………………じゃぁ帰るわ…。
織部:…………………………………………………………………………ありがとうございましたーっ!
織部:というわけで、前説の低気圧でした。
それでは引き続き、CC(カレーコント)−1グランプリを、お楽しみ下さいませ。
ミヤ:あっ、明るくなった
翔:(ずずー)いやぁ、お茶は美味しいねぇ
ミヤ:まだ飲んでたの!?せっかくテライさんが前説コントやってたのに!
翔:いいんだよ!あの人、Mだから放置プレイの方が興奮するだろ
ミヤ:失礼なこというな!本当に申し訳ございません
翔:で……テライさんどこ行った?
ミヤ:あれ……いないね?
翔:あの人たち、忙しいからね
ミヤ:……あれ?こんな所に手紙が
翔:どれどれ?
以前、「C-1グランプリ2006」という企画を管理して居りましたテライキアツと申します。
以前の企画は、とても中途半端な段階で、残念ながら潰えてしまいました。これからが盛り上がりどころという時に
自分の管理者としての未熟さがたたって、審査員・参加者・スポンサーの皆様に多大なる迷惑をかけてしまいました。
誠に申し訳御座居ませんでした。
今回正式に「CC-1グランプリ」という大きなコントの大会が催されると聞いて、図々しくも馳せ参じた次第で御座居まして
管理人の翔さんに御願いして、C-1の一件に関して、正式に「謝らせていただく」場を設けさせていただきました。
そしてお詫びの気持ちを込めて(お詫びにすらなっていませんが)
「前説」ネタの執筆を務めさせていただきました。上の物がその、前説です。
自分は、これからもネットコントの発展を応援し続け、そして、その成長を見守りたいと思って居ります。
その為に、参加者の皆様、審査員の皆様、管理人の翔さん。
是非この大会を、成功させてください。
CC-1グランプリの成功を心から祈って居ります。寺井でした。
翔:だってさぁ〜
ミヤ:まぁ、私たちには何も言えませんが……
でもいつでも戻って気軽に投稿してください!私たちは全員待ってますよ!
翔:そういう優しいこと言うなって!Mなん
ミヤ:もうその話はいいっての!ミヤちゃんぱ〜んち!!
翔:(ぐへあっ)……このどS女が……
ミヤ:さて、いよいよ開幕です!
翔:(ただの屍のようだ)
ミヤ:結果発表は生ラジオですがもちろんこの結果ページにも随時載せておくのでいつでも結果が閲覧できます
翔:(ただの屍のようだ)
ミヤ:この死体の翔ちゃんがどこまで緊張せずにラジオを出来るかにも注目してくださいね!
翔:(ただの屍のようだ)
ミヤ:ほら!いつまでも死んでないで最後くらい挨拶しなさい!
翔:……それじゃあ、行きますか!
ミヤ:はい!
翔:「ココイチ」へ
ミヤ:行かないよ!
ついに!1回戦結果発表!(まだよ)